専門用語集
リースやローンについての専門用語を
わかりやすく解説いたします。
ア行
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ESCO(Energy Service Company)
読み:エスコ
説明:省エネルギー改修にかかる全ての経費を光熱水費の削減分で賄う事業のこと。ESCO事業者は、省エネルギー診断、設計・施工、運転・維持管理、資金調達などにかかる全てのサービスの提供が可能。工場やビルなどが主な対象。
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オートローン
読み:オートローン
説明:自動車購入(新車・中古車)に関するローン契約。
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オフバランス取引
読み:オフバランストリヒキ
説明:バランスシート(貸借対照表)に計上されない取引のこと。資産や負債をバランスシートへ計上しないため、自己資本比率など、企業を評価する指数の向上や資産を健全化させることが可能。
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オペレーティングリース
読み:オペレーティングリース
説明:お客さまが物件を必要とする期間だけ使用できる賃貸借契約で、一定の予告期間を置いて中途解約が可能、またはリース物件の使用に伴って生じるコストを実質的に負担するリース取引(フルペイアウトのリース取引)ではないリース取引である。また、リース会社がリース期間満了後の残存価額(残価)を査定し、物件の元本から差し引いてリース料を算出することで、ファイナンスリースと比べて割安なリース料とすることが可能。
カ行
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割賦販売
読み:カップハンバイ
説明:使用年数が長く、リースに馴染まない物件(建物附属設備、商業設備の内装など)やお客さまが所有を希望される物件に適した取引で、売買代金を分割で支払う取引。支払期間は、お客さまの事業収支計画などに応じて定めることができる。リースと異なり、お支払い完了後お客さまに所有権が移ることが特徴。
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規定損害金
読み:キテイソンガイキン
説明:ファイナンスリース取引は、中途解約が原則不可であるが、リース物件の滅失などによりやむを得ずリース資産の借手(お客さま)がファイナンスリース取引を中途解約した場合(原則、中途解約は不可)に 貸手であるリース会社が受け取る違約金のこと。規定損害金は、未経過分のリース料の概ね全額に相当する。
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クロスボーダーリース
読み:クロスボーダーリース
説明:国境を越えて行なわれるリース取引。航空機、船舶など大型物件の他、日本企業が海外の現地法人に物件を設置するような場合にも利用されることが多い。税務・会計・法律などは国によって異なるため、取引を行う国のルールに合わせることが必要となる。
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減価償却
読み:ゲンカショウキャク
説明:固定資産(有形・無形)について、使用度や時間の経過によって減少する価値を計算し、その資産が使用できる期間にわたって費用計上する経理処理のこと。
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購入選択権付リース
読み:コウニュウセンタクケンツキリース
説明:リース期間満了時に、一定の価額にて当該リース物件を購入するか、新たにリース契約(二次リース含む)を締結するか、返却するかを選択することができるリース取引のこと。リース期間満了時の購入価額を残価とみなして物件の元本から差し引いているため、ファイナンスリースと比べて割安なリース料とすることが可能。
サ行
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債権譲渡登記
読み:サイケンジョウトトウキ
説明:会社などの法人が有する金銭債権の譲渡について、その内容を債権譲渡登記ファイルに登記すること。これは、金銭債権を譲渡したことを第三者に主張するには、確定日付のある証書によって債務者へ通知するか債務者の承諾を得なければならないとする民法の原則に対する特例として認められているもので、これにより、債務者が多数に及ぶ場合でも簡易に第三者に対して自己の権利を主張することができる。
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債務承継
読み:サイムショウケイ
説明:契約期間中に、お客さまの支払義務を、合併や経営統合の相手方に変更(権利義務の承継)すること。
「重畳的債務承継」と「免責的債務承継」がある。
「重畳的債務承継」とは、権利義務承継後も被承継人が連帯債務者として引き続きリース料を支払う義務(債務)を負うものをいう。
「免責的債務承継」とは、権利義務承継後は被承継人はその債務を一切負わないものをいう。 -
再リース
読み:サイリース
説明:ファイナンスリース契約において、リース期間が満了した後もリース物件を継続してリースすること。通常、リース期間満了後、お客さまはリース物件をリース会社に返却するか、再リースするかを選択する。再リースは通常1年毎の更新契約となる。
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サプライヤー(ベンダー)
読み:サプライヤー(ベンダー)
説明:リース物件または割賦物件をリース会社に販売する売主のこと。
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残価
読み:ザンカ
説明:リース期間満了時点における物件査定価格。
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JOL(日本型オペレーティングリース)
読み:ジェイオーエル(ニホンガタオペレーティングリース)
説明:投資家が、航空機・船舶、海上コンテナなどの大型リース案件に出資し、事業損益の分配を受けることにより、納税負担の将来への繰り延べを可能とする資金運用手段。
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セール&リースバック(リースバック)
読み:セールアンドリースバック(リースバック)
説明:リース会社がお客さまよりリース物件を買い取り、お客さまにリースをする取引のことをいう。お客さまにとっては、リース契約にしたことにより物件所有に伴う事務処理(税金・保険料の納付、物件処分など)が不要となり、事務の合理化を図りながら継続して設備・機器を使用することが可能。
タ行
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耐用年数
読み:タイヨウネンスウ
説明:固定資産を使用できる予測期間(年数)のことで、減価償却費の計算の基礎となる年数。税法上、全ての減価償却資産の耐用年数については、「減価償却資産の耐用年数等に関する省令」別表(耐用年数表)に資産の種類ごとに資産の細目とともに定められている。法令で定められた耐用年数を法定耐用年数という。
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代預託
読み:ダイヨタク
説明:店舗・ビル・ショッピングセンターへの出店などに際し、リース会社が借主であるお客さまに代わり、入居保証金(敷金・建設協力金含む)を建物オーナーなどに預託することで、お客さまの資産流動化を図るスキーム。
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定額法
読み:テイガクホウ
説明:減価償却手法の一つ。毎年一定額の減価償却費を計上する方法。
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抵当権
読み:テイトウケン
説明:債権者が債務者または第三者が所有する不動産を担保とし、債務が弁済されない場合、その不動産より弁済を受けることができる権利のこと。担保となっている不動産などを債務者または第三者のもとに残しておきながら、債務が弁済されない時は不動産などを売却し、さらに、その売却代金から優先的に債権回収することが可能。
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定率法
読み:テイリツホウ
説明:減価償却手法の一つ。毎年一定率の償却率を用いて減価償却費を計上する方法。早い時期に多く計上して、年々費用計上額が減少していく方法。
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適正リース期間
読み:テキセイリースキカン
説明:リース税制上、所有権移転外ファイナンスリースとして取り扱うために定められた適正なリース期間のこと。下限は法定耐用年数の70%以上(耐用年数が10年以上の場合は60%以上)。
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動産総合保険
読み:ドウサンソウゴウホケン
説明:一定の偶発的な事故により、リース物件に生じた損害を担保する保険のこと。原則、リース物件に付保されており、保険金が支払われることで、規定損害金に充当される。
ナ行
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二次リース
読み:ニジリース
説明:オペレーティングリース、購入選択権付リース満了時に、お客さまがリース物件を継続して使用する時に締結するリース契約。リース期間満了時の時価または当初設定残価を物件価格として設定する。
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ノンリコース
読み:ノンリコース
説明:返済に対する責任範囲を限定し、物件から発生するキャッシュフロー(賃貸収益や売却収入など)のみを返済資金とすること。
ハ行
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ファイナンスリース
読み:ファイナンスリース
説明:お客さまが選んだ物件を、リース会社が購入しお客さまにリースする契約のこと。リース期間中の解約(中途解約)は原則禁止されている。
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ファクタリング
読み:ファクタリング
説明:お客さまが、売掛金や受取手形などの売掛債権を期限前に譲渡すること。早期の資金化によるキャッシュフローの改善やオフバランス処理などが可能となる。
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ベンダーリース
読み:ベンダーリース
説明:リース契約に関する事務手続きをベンダーがリース会社に代わって行なう仕組み(代行契約 )。ベンダーは販売手段としてリースを活用することで、確実に代金回収を行うことができるほか、リースの満了時期に合わせた計画的な営業活動ができる。
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保守
読み:ホシュ
説明:自動車の車検、定期点検、部品交換あるいは事務機器などのメンテナンス、障害対応などのサービスを提供すること。
マ行
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メンテナンスリース
読み:メンテナンスリース
説明:ファイナンスリースに保守契約を付帯して支払いを一本化したリース取引。お客さまが直接メンテナンス会社とメンテナンス契約を締結し、メンテナンス費用をリース会社が回収代行する契約とは別である。
ヤ行
ラ行
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リースアップ
読み:リースアップ
説明:リース期間が満了すること。
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リース会計基準
読み:リースカイケイキジュン
説明:リース取引に関する会計処理についての基準を示したもの。「中小企業の会計に関する指針」または「中小企業の会計に関する基本要領」の適用対象とならない会社(上場企業や会社法上の会計監査が義務となっている会社など)は、リース会計基準が適用される。現在のリース会計基準は、2008年4月1日以後開始する連結会計年度および事業年度から適用されており、所有権移転外ファイナンスリースの賃貸借処理(オフバランス)は廃止され、売買処理(オンバランス)となっている。
(オペレーティングリース取引、少額リース取引やリース期間が1年以内のリース取引および「中小企業の会計に関する指針」または「中小企業の会計に関する基本要領」を適用する中小企業には賃貸借処理(オフバランス)が認められている。) -
リース料率
読み:リースリョウリツ
説明:物件価額に対する月額リース料の割合(%、税抜き)のことで、金利とは異なる考え方・計算のこと。
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リフォームローン
読み:リフォームローン
説明:家屋の内外装・増改築工事や太陽光発電システムの取り付けに関するローン契約。
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リボルビング
読み:リボルビング
説明:月々の支払いを一定にすることができる支払方法。利用可能額内であれば月々の支払いは一定であり、利用残高により支払コースを選ぶことが可能。